コロナ禍で閉店。新宿歌舞伎町の廃墟ビルを病床とし、飲食業界の雇用に繋げてはどうか?

飲食店が消え、ビル丸ごと何も入っていない廃墟となる現象が急増している。

 

こと新型コロナウイルスの目の敵にされている国内最大規模の歓楽街・新宿歌舞伎町では顕著だ。

 

新宿歌舞伎まわりの賃料は大幅に値崩れしており、参入は容易だとしていくつか賭けに出て出店した店舗もチラホラ見られたが、2度目の緊急事態宣言で苦境が続いている。

 

語弊を恐れずに言えば、閉店した「ミイラ」の場所を取りに来た「ミイラ取り」が再び時流により「ミイラ」となろうとしている。

 

筆者はこの現状、廃墟が続出する新宿歌舞伎町に簡易コロナ病棟というコンセプトを持ち込んではどうかと考える。

 

コロナの発生源・中国武漢では、国が強い権力を持ってプレハブを作り、多くの感染者の入院のための受け皿を速攻でつくり医療崩壊を防いだとして評価されている。

 

日本では医療システムの問題や狭い土地問題ですぐにこういったことができない。

 

しかし、買い手のつかない安い箱ならば話は別だろう。

 

筆者の知人は2020年の夏に新型コロナウイルスに感染し、入院もしたのだが、やることは何もなく、食事と週に2回のシャワータイムだけしかやることは無かったと述べている。

 

コロナに対してできることは正直な話何もないのである。

 

安静な場所で、「食う寝る」だけ確保し、放置するだけで良いのである。

 

ならば歌舞伎町の廃墟ビルといった空き箱さえあれば簡易な設備だけ急ピッチで取り付けて、隔離先の無い、または空きが見つからない患者たちをどんどん送り込めばいいだろう。

 

繁華街の廃墟ビル現象は新宿歌舞伎町が世界の最先端をリードしていると言えるだろうし、これは順次国内全域に波及、引いては世界中に広がる大問題となるのは明白である。

 

新型コロナの最大の敵とされているのは繁華街の飲食店。

 

その飲食店を束ねるビルたちが、一斉に廃墟となる。

 

地価が下がり、賃料や参入障壁が1日ごとに急降下したら、国が買い取るチャンスと言えるだろう。

 

日本の病床の8割を占める割には赤字が多いせいでコロナ患者を受け入れられない民間病院に無理やり多額を払って受け入れてもらう医療システムを作るよりも遥かにコスパがいい。

 

どうせ向こう数年間は繁華街の飲食店は風評被害でロクに復活など遂げられない状態になっている。

 

3.11後の福島を見れば明らかだ。

 

国民感情の風化はあまりにも遅い。

 

だったらさっさと医療福祉のための有効活用に踏み切るべきだ。

 

飲食店業界を始め、コロナ禍で失業した人たちを簡易病床のスタッフとして派遣する雇用システムも同時に新設すれば、雇用創出も可能となる。

 

感染予防の観点から、不況時の公共事業による雇用創出といった従来の鉄板政策が難しい中、繁華街廃墟ビルのコロナ病床化&スタッフ雇用は目覚しい成果を上げるだろう。

 

向こう数年は働けるとなれば、雇用されるスタッフもその間にセカンドキャリアの準備ができる。

 

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筆者は『コロナ禍を救うのは無修正AV市場の解放』という提言をしているが、これは財源確保に役立つものの医療問題の解決に即効性は無い。

 

繁華街廃墟ビルのコロナ病床化&スタッフ雇用、そして無修正AV市場の解放政策。

 

この2つをぜひ推進していただきたい。

 

「攻め」と「守り」を両立できる提言と自負している。